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パナマの僻地で2年を過ごす。それはまさに自分への挑戦でもあり、夢でもあった。電気なし、水なしの究極の生活。この生活を通して感じた全てのことを記録しています

弱肉強食の世界を味わう

2006/07/11

早朝五時、まだ外は暗く、ひんやりとした空気が流れている。

昼間の暑さなど全然感じない。

そんな中ニワトリが朝を知らせるかのように鳴き始める。いつもの朝だ。眠い目を擦りながら、ごろごろベッドに転がっていた。すると、明らかにおかしい叫び声が聞こえてきた。

ぎゃーーーーーー!!


まるで誰かが化け物にでも追いかけられているかのような叫び。ビックリして、慌てて外に出てみる。どうやら、ブタの解体を始めるらしい。おやっさんたちが4人掛かりでブタを押さえ込んでいる。しかし、ブタも最後?の力を振り絞って必死に抵抗している。

血抜きをするため頸動脈を探す 初 めて見る光景だけに、痛々しい感じも受けてしまう。押さえ込みがうまくいくと、次はナイフで頸動脈をひと切り!ものすごい勢いで、血が出てくる。ニワトリ の解体は日常的に見ているが、それとはレベルが全然違う。待つこと数分。血抜きが終わると今度は内臓系の取り出しが始まった。



ごっそり腸が出てきます


ここまで来ると、痛々しさよりもわくわくしてきます。
この写真をとった時は「おっ!頭が取れた〜!しかも腸がこんにちわしてる〜」とカメラを構えてました。当然顔はニコニコ。

道草を食べてるブタを見たときは「可愛いブタだなぁ」なんて心の片隅で思ったものですが、こんな状態になると「ソーセージ!ステーキ!」と目がギラギラしてきます。

人間の本能を身をもって実感できた瞬間でもありました。




こいつも目をぎらつかせてました!

わんこ。顔中というか全身血まみれになりながら、下に落ちた肉類を食いあさっている。とっても嬉しそうだ!可愛いワンコも、ブタの生肉を目の前にしたらこのように血まみれになることを気にもせず、肉に夢中だ。
可愛かったブタちゃんよ、今はおいしそうにしか見えないのは何故なのだ。

もっと食べたい!
今の犬の気持ちは、そんなところであろう。

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