Pages

About

パナマの僻地で2年を過ごす。それはまさに自分への挑戦でもあり、夢でもあった。電気なし、水なしの究極の生活。この生活を通して感じた全てのことを記録しています

みんなの畑

2006/11/30


これが、みんなで作り上げた畑です。
いろいろな事がありました。
つらいことも、たのしいことも。
それも後わずかです。

稲穂がしっかりとついてきました。この水田は、農薬を一切使わず、合鴨農法を行って栽培しています。肥料はやや不足気味ですが、その割には実入りはよく、後1週間ほどで収穫できる状態です。稲の実りとともに、ここを去るのかと思うと、寂しくなってしまいます。

水田の奥に見える、ヤシの葉っぱで造られた小屋は農具置き場となってます。

その手前に工芸作物がメインの畑を作っています。ウコン、トウガラシ、飼料用トウモロコシなどなど。こちらも比較的順調に生育しており収穫が楽しみとなってます。

今は、一つ一つの作業に思い出を照らし、噛み締めるような日々。
もう一つの故郷が、ここにできたような気がします。

あなたに会えてよかった

2006/11/28


ドン・フーリオ
彼はこの広大な傾斜地全てを所有し、「ポロート」と呼ばれる豆を生産し始めた。まだ栽培を開始したばかりで手探りの状態だそうだ。それでも、このポロートはおじさんの情熱を反映すべく立派に育っている。

今後の農業について問いかけると熱い言葉が返ってきた。

私たちは、まだまだ貧しい生活をしている。でも、今頑張らなければ将来に希望を持つことができない。だから、少しずつでいいからこうやって作物を作っていくんだ。

涙が出そうになった。
ドン・フーリオ、あなたに逢えたことを誇りに思います。

パナマで最も愛されるスープ

2006/11/03


パナマのご飯、通称【パナ飯】を紹介します。
今回は、
「サンコチョ(Sancocho)」
と呼ばれるパナマで最も愛食されているスープです。

キャッサバ芋(ユカ)、鶏肉、油、コンソメ、塩などを入れグツグツ鍋で煮込んで作ります。
その味は、とてもシンプルです。クセも無く日本人にも問題なく受け入れられる味ではないかと思います。僕の大好物でもあります。

写真のようにこのスープとゴハンを組み合わせて食 べるのがパナマ流なんです。日本では風邪をひいて食欲が無いときに、お粥を食べたりしますよね?パナマでは風邪をひいたときにこのスープとゴハンの組み 合わせがよく食されています。

サンコチョ、ただの鶏ガラスープと言ってしまえばそれまでですが、けっこう美味しいです。

お掃除好きな村人


ある日、おばちゃんのお掃除する姿をボーッと眺めていました。
するとある異変に気づきました。

ほうきの作りがちょっと違うぞ?

おばちゃんに近づいて使っているほうきを見せてもらいました



木の枝を使ってほうきを作っています。日本では竹ぼうきですよね?

パナマにも竹はありますが、竹ぼうきは主流ではないそうです。このほうきを作るのに適した木があるそうで、旦那さんが山に仕事にいった際に持って帰ってきてもらうそうです。

基本的にこのほうきは、日本の竹ぼうきと同じで、土の上を掃く際に利用されています。コンクリート床の上は基本的にデッキブラシのようなほうきが使われています。

パナマにもこのような生活の知恵があるんですね。
色々学ぶ事があります。刺激的な毎日を過ごしています

ウコン茶を飲んでいます

 

半年前に、ショウガと間違えていたウコンを収穫してみました。(写真左)
以前、村人から「これはショウガだ」と刷り込まれ、ウコンをショウガと間違えていました。あの頃は、ウコンについての知識が無く恥ずかしい思いを何度もしたものです。
このウコンはとてもきれいな花を咲かせます(参考記事


こんなきれいな花を咲かせつつ、人間を健康的にしてくれるウコン。
なんとしても摂取したい所です。さらに、村の人たちになんとしてもお勧めしたい!

元々、ここでは生姜湯を飲む習慣があります。
じゃ、同じショウガ科ならウコンも素直に受け入れてくれるだろうとウコン茶(写真右)を提案してみました。

なんと、好評なのです。
「ショウガよりも味がまろやかで私は好きだわ☆」
とおばちゃんからも嬉しい一言。

ウコン茶、今はコーヒーよりも飲む機会が増えています。
 

Most Reading