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パナマの僻地で2年を過ごす。それはまさに自分への挑戦でもあり、夢でもあった。電気なし、水なしの究極の生活。この生活を通して感じた全てのことを記録しています

お気に入りの粉!?

2006/09/19


最近ハマっているもの。

それは、【粉ジュース】だ。

僕の住んでいる【僻地】には電気が無いので、当然【冷蔵庫】もありません。ただ、川の上流域なので冷たくて美味しい水は飲めます。これを活かさない訳にはいきません。そこで、この粉ジュースを買いあさることにしたのです。

日本じゃ「怪しい着色料が入ってるんじゃないの?」と疑われて懸念されがち。でも、パナマは違う。
ものすごい種類の粉ジュースが売っているのだ。写真はその極々一部にすぎない。この粉ジュース会社はいくつか存在しているようで、各社とも競い合うように 新作を出し続けているのです。ちなみに、この写真に掲載しているものは【ZUKO (スッコ)】と【TANG (タン)】と呼ばれる2強ブランドです。どちらも、種類が豊富で一つ25セントで販売されています。一袋でだいたいコップ4杯分を作ることができます(お よそ600ml)

競い合うように新作を出しているので、その味のバリエーションはすごいことになっているのです。
ここに掲載したのはこちらの粉ジュースでは【めずらしい】ものを取り揃えてみました。

【上】リンゴ、JAMAICA、パイナップル、アイスティー、オレンジ、マンゴ、オレンジピーチ(Mix)
【下】パッションフルーツ、ブルーベリー、タマリンド、夕張メロン、グレープフルーツ、みかん

モモ味とパッションフルーツは毎回購入しているお気に入りです。

オクラ栽培奮闘記


オクラに敵が現れました

いままで大事に、大事に育ててきたオクラがなんとハエに食われていたのです。
ハイビスカスの仲間でもあるオクラは、白いきれいな花を咲かせます。そのあとに、あのネバネバが美味しい実を付けるのです。ところが、ここ最近、実の付きが悪く、中には結実せずに枯れていってしまう実もあったのです。様子の異変に疑問を感じ、注意深く観察しました。

その結果が【ハエ】だったのです

育苗から発芽、そして最初の収穫までは順調でした。オクラは日本では病害虫に強く、比較的栽培し易い作物の一つ。

それが、パナマでは虫の餌食になってしまいました。ここでの野菜栽培は有機農業を基本としており農薬は一切使っていません。そのためハエがつき始めたからと言って殺虫剤は御法度。何らかの解決法を考えなければなりません。

そうこうしている間にもハエの仲間が仲間を呼び、さらに仲間がよってくる状態。自然農薬を試すことが決まったときには、もう手遅れでした。

僻地で入浴するとは…

2006/09/10


この写真の説明の前に、まずパナマのお風呂事情を説明しなければなりません。パナマでは基本的に諸外国と同様シャワーを浴びることが【入浴】となっています。つまり湯船に入る習慣はありません。首都圏と地方の一部の階層の人たちを除いて、お湯シャワーを使っている家庭は非常に稀なのです。



これが村でのお風呂事情になると状況がかなり違ってきます。水浴びをすることが入浴と いうのは同じですが、川に入るのも【入浴】になるのです。スペイン語では同じ言葉を用いるのです。そもそも【ちゃんとしたお風呂もしくはシャワールーム】 を有している家庭が非常に稀なのです。右の写真がその代表的な家庭です。

つまり、お風呂自体がないのです。風呂と言っても塩ビの水道管を引き延ばして、上から 水を垂れ流すように設置し水浴びをする程度。風呂好きな日本人には耐えられないのではないのでしょうか?正直自分も最初はキツかったです…。簡易シャワー は、この写真に写っているトイレの構造に似通っており、トイレと同様、家の外に建てられています。


こういった状況があるので村での入浴事情は悲惨なものです。

この村に住み着き始めた当初は、どうやって自分の体を少しでも清潔に保つかで苦労しました。そこで、思いついたのが【川で泳ぐこと】。

苦肉の策です。日本では【川で泳いだから】風呂に入るという考え方になると思いますが、ここでは川でもいいから水に入りたいという考えになります。いえ、なってしまうのです。2日に1回はこうやってよく泳いだものでした。

おかげさまで、今は簡易シャワールームを所有するご家庭に恵まれ(といっても粗末なものですが)断水しない限りの範囲で【水浴び】のできる生活です。

真夜中に到着した不思議の国

2006/09/07


久しぶりにメキシコ旅行の思い出に浸っています。

首都メキシコシティーを観光した後、タスコと言う【銀の鉱山がある街】へ行ってきました。今も街の近くで銀を採掘しているらしいですが詳しいことはわかりません。
首都からバスで3〜4時間程度の位置にありますが、【出発が遅かったのもあり】真夜中に到着してしまいました。そして、目の前に広がった風景がこれだったのです。


翌朝、朝日とともに視界に広がったのは、小高い丘の上に広がる一面の白い壁。昨夜見た風景からは想像できない風景。そんな昼と夜のギャップを楽しみながらタスコをのんびり観光しました。

家以外にも白いものがありました


街中を縦横無尽に走り回る、ワーゲンの旧型ビートル。
今も現役でこうして走り回っているのが素敵です。街の雰囲気作りに一役買っていること間違いなし。

タスコ、そこは風情のある昼の太陽に輝く真っ白な壁と夜の柔らかい輝きのある素敵な街でした。

不思議なヤシの実、モモヤシ

2006/09/06


日本の市場には存在しているのを未だ確認したことのない食品を紹介します。この上の写真の実を見たことありますか?南米、中米など熱帯地方に行かれた方以外で知っている人は少ないことでしょう。パナマでは、これを慣用的に【Pixbae(ピックスバエ)】とか【Pifa(ピファ)】と呼んでいます。

  
>>>写真:フリー百科事典Wikipediaより転載。

このようにヤシの木になる実です。【モモヤシ】という和名が付けられています。
それでは、このピックスバエについて少しお勉強したいと思います。

学名Bactgris Gasipaes
英名Peach Palm
慣用名Pixbae(パナマ)、Chontaduro(コスタリカ、ニカラグア)、Pupunha(ブラジル)
分類ヤシ科 モモヤシ属
原産中南米の熱帯地域(カリブ海諸国を含む)
特徴樹高が20m以上にまで生長し、最大葉長は3mほどにまで大きくなる。果実はニワトリの卵よりひと回り小さく、果実の色は品種によって様々だが橙、赤、黄色系がある。種子がある品種と無い品種がある。パナマで主に食用とされているものは橙色の果実で種子有りの品種である。
利用法パナマでは主な利用法として、皮付きのまま塩茹でをし、その後皮をむいて食す。最近では、一流シェフなどによって他の調理法が考案されているが、パナマ国民に浸透はしていない。

*慣用名は国によって異なるのでここでは一部記載にとどめた。
>>>詳細はこちら

栄養価について (100gあたり)
○エネルギー   196cal
○タンパク質   2.6g
○鉄 分     1.0mg
○カルシウム   14mg
○ビタミンA   223μg
○ビタミンB1   0.06mg
○ビタミンC   35mg

高タンパク、低脂肪、豊富なアミノ酸類を含むなど非常に栄養価の高い食品としてパナマでも近年この食品を再評価しています。ベータカロチンやリン酸なども含んでいる為、これを食べているだけでバランスの良い食生活が送れると【某現地新聞】で報道されていました。

どんな味なの??


食感は栗よりもモガモガする感じで、実は塩ゆでをする為かあまり甘くありません。カボチャのそれにも似ていますが、もっと繊維質です。これは一度食べてみないことのはどんな味か分からないと思います。

栄養価が高いので毎日食べれば良いのかってよくパナマ人に聴かれますが、
何事もほどほどにが一番。だから時々美味しく味わうことが大切だと思います
個人的な意見ですけど。

パナマのおかゆ


グアチョと呼ばれるパナマのおかゆ

チキンとキャッサバを良ーく煮込んだところにご飯を入れてさらに煮込む。

ただ、何を用いて味付けがされたのか不明。
この黄色はどこからにじみ出て来たのか?

日本のおかゆというよりは雑炊に近い味。
鍋料理の後の残り汁と一緒に煮込むご飯。まさにあれです。

今回はなかなかおいしい料理に巡り会えたようです。
ちなみに、このあとこのおかゆに畑で収穫したばかりのオクラを刻んでふりかけました。

日本のブランド力

2006/09/05


nissan!?

色々なメーカーのパーツを寄せ集めてボディーを作り塗装したのか、それとも相当型の古い車種なのか、未だかつて見たことのないピックアップ型の車である。パナマでも【TOYOTA】が崇拝されており、その数は他のメーカーとは比べ物にならないくらいである。

ところで、怪しいこのNISSAN車。一体何のつもりなのであろうか?

日本のブランド力をこんな田舎町で見ることができたのは嬉しいが、さすがにこんな模倣は受け入れられない。この車の持ち主、書けば日産になると信じているのでしょうか??

それとも、これは本当にNISSANが過去に製造した車で、今ではとても貴重な車種なのか!?

パナマの不思議はまだまだあります。
 

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