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パナマの僻地で2年を過ごす。それはまさに自分への挑戦でもあり、夢でもあった。電気なし、水なしの究極の生活。この生活を通して感じた全てのことを記録しています

スペイン語を勉強する

2007/04/05

日本国内にいて、スペイン語を維持していくのはなかなか難しい。

最近でこそ増えてきているものの、英語ほどメジャーな言語でもないため会話力をさらに磨く事のできる場所が少ないのである。当然、参考書も英語に比べたら圧倒的にすくない。フランス語、イタリア語よりも少ないかもしれない。他の、希少言語に比べたら充実してはいるが・・・

この参考書の陳列が端っこの方にあったときは妙に悲しくなる。英語、中国語に続き、3番目に位置づくのがこのスペイン語。中南米全域、約20カ国を渡り歩くことのできる言語が、日本ではあまりもてはやされない。これも、悲しい現実なのだろう。

そんなことにもめげず、スペイン語を少しでも覚えようと必死だ。

NHKのラジオスペイン語講座は、手軽に始められる割に、高度なレベルまで取り扱っており個人的にお気に入りの材料だ。初級編と応用編に分かれているのもありがたい。もちろん、両方聴いている。

ただ、文法的な事となると、どうしても接続法について深めていきたくなる。この接続法という文法は、日本語には無い概念なのです。つまり、そう簡単には覚える事ができない。この接続法は簡単なようで複雑化しており、これを用いると、様々な気持ちを1つの言葉に埋め込むことができるので、表現力を磨く為には、必ず覚えなければならない分野である。

今まで、この文法を説明する資料は豊富でなかったのである。大型の書店にも、数年前は入門編ばかりが並び、上級者向けの参考書は無かったのを覚えている。


入門を終えたら接続法を使って話そうスペイン語―NHKラジオスペイン語講座
詳細を見る

ところが、帰国してみるとその状況は変わりつつある。上記の、本が出版されていたのだ。なぜ、今になって出版なのか。次期、万博がスペインで開催されるからなのか。この辺りの真相は定かではないが、参考資料が増える事には歓迎だ。


スペイン語、そろそろメジャー入りしてほしい。
レアルマドリードのインタビューが理解できたりして結構面白いのだが。


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幸福論を考える

2007/04/04


日本に帰国して3ヶ月が過ぎた。


途上国と日本。
今は、その大きな較差に動揺を隠せないでいる。

人、もの、情報に満ち溢れた社会。
それは、果たして幸せなのか。

「幸福論」という言葉が頭をよぎる。
生きるとは何なのか…
幸せとは何なのか…

日本にも僻地があった。それは大都会の真っ只中。

ネットカフェでその日暮らしをする人
携帯電話ばかりを眺めて笑顔になって人と触れ合うことを忘れてしまった人

何かが違う。
パナマで過ごしてきた僻地とは違う、異質な空間、大都会の僻地

降り注ぐ雨
それに無反応な世間
人は何を感じ、何に向かって生きているのか
今は、それを傍観している

いつか止む雨を、ともに喜ぶために

外の世界を見て、はじめて「幸せ」とは何なのか考えるようになった

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肌荒れに悩む


日本に帰ってからというもの、肌荒れが本当にひどい。

2年間日焼けしっぱなしだったからであろうか、まるでパンダのようにシミができてしまっている。

かの超有名冒険家、植村直己の頬が紫外線と日焼けで、真っ赤だったように、僕の肌もメラニン色素が頑張って自己主張している。ようやく春になりかけた日本。帰国してからというもの、肌はどんどん白くなり、シミはどんどん目立つようになってきている。

困ったものだ。

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次のチャンスがやってきた

再び、日本を離れる事になるかもしれません。

海外へ派遣する話が、再び舞い込んできました。しかし、まだ、話は未定のまま。これから、話を詰めて、詳細が決定し、出発に向けて準備できるのです。しかし、現時点で行けるのかわかりません。

今は、本当に実現するのかどうかという不安でいっぱいですね。さて、次はどの国になるのか。少なくとも、スペイン語しか話せないので、スペイン語圏である事に間違いはありません。

あまり、具体的に決定していないため、話はここまで。再び、ラテンの雰囲気を味会えるかもしれないという期待と、日本を離れ、独りでやっていく不安が入り混ざっています。


なるようになれ!今はそれしか言えません。



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日本人と外国人

最近、テレビをつければ、聞きたくもないニュースが毎日流れ、その内容は日々残虐性があふれている。露骨な映像や写真こそ無いものの、その内容は異常だ。

  • いじめ
  • 未成年の子供が親を殺害
  • 自殺
  • 日本人青年が外国人女性を殺害する・・・


みんな、心のねじが狂ってしまったのだろうか。それとも、日々の暮らしに退屈し始めてしまったため、このような「刺激的」な話が聞きたいのか。海外での生活をしていた事もあり、日本という国を客観視すると、様々な矛盾が見えてくる。


今回は、日本人と外国人の関わり合いについて考えてみたいと思う。

日本人が外国人を殺害する。かつては、密入国で日本に滞在していた外国人の犯罪が顕著であったが、昨今では気の狂った日本人が外国人に対して事件を起こすようになってしまっている。

「国際化」をうたう日本にとって大打撃ではなかったのか。しかも、殺害されたのは、一番日本人が好んで交流する「白人」だった。最近ではあまり聞かなくなったが、「白人」意外の外国人は、煙たく思う人がいたり、危ない人とレッテルを貼ってしまう人がいる。確かに、ニュース沙汰になる外国人犯罪は、こういった白人以外の外国人が多いのかもしれない。

しかし、世界を見た時、その白人の閉める割合はいくらなんだろうか。決して多くはないはずだ。皆、それを考えようともしないし、理解しようともしない。

日本人も海外へ出れば「外国人」になるのに。

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日本に帰国しました

2006/12/27

と、ひとまずご報告。
クリスマス、正月とイベントが続くこの時期はどこへ行ってもカップルだらけ。
新宿、渋谷はきらきらとイルミネーションが輝き、横浜みなとみらいでは仲睦まじい二人組の姿があちこちに見えます。名古屋も駅前はクリスマスムード。恒例のイルミネーションとして巨大なツリーが立っていました。日本全国がクリスマスムード、そして正月を迎える準備です。

パナマの僻地では、特に祝賀ムードにならなかったのを覚えています。何故なら、パナマは常夏。僕にとって真夏のクリスマスや正月は前代未聞。でも、2年も 経過すると、そんな時間の過ごし方に慣れてしまうんですね。日本に帰ってきて、この状態を見て恐怖心とも言える何かが湧いてきます。

その為、僕は家でじーっとクリスマスと正月が終わり、暖かい春が来るのを待っています。まるで冬眠生活。もしかしたら次のブログは「冬眠生活」と名付けてしまうかもしれません。あ、決して引きこもりになっているのではないので、誤解の無いように。

日本は本当に物が高いですね。外出しても「物価」が高く感じて買い物できないのです。お店で値切ることもできないし。値切り癖のついた僕には、苦痛な毎日です。じゃ、暇つぶしにドライブと言っても2年間のペーパードライバー生活のため車も怖くて運転できない。パナマは運転席が反対側で、そのクセが取れず助手席と運転席を間違えて載ってしまう有様。

しばらくこころの療養が必要そうです。

2006/12/03


今日をもってパナマでの生活を終えることになった。
出国のためパナマシティーに来た。

ふと空を見上げた。
今まで生活してきた所にあった自然はそこには無い。
雑然とした空間に違和感を感じる。

パナマという国にとって幸せとは一体なんなのか
日本は幸せな国なのか。

思うことは色々ある。
でも、それも今日でおしまい。

楽しい日々をここで過ごすことができた。
良い人にも出会えた。

パナマ、第2の故郷になること間違い無しだ

ホロホロチョウを食べました

2006/12/01


ホロホロチョウ。日本ではあまり見ない鳥ですね。以前、こちらの記事で取り上げました。
実は我が村では、この鳥を食べるんです。村人曰く、鶏肉よりもうまいんだとか。早速写真のスープとして食べさせてもらいました。


味は、ニワトリとほとんど一緒。このスープ、パナマで一番良く食されるスープ【サンコチョ】と一緒の味でした。あまり変化が無くて、料理してくれたおばちゃん移動反応してよいか分からず焦ってしまいました。

あまり、新鮮みを感じなかったものの、日本ではあまり口にするチャンスのない鳥肉。それが食べられただけでも満足しなければなりませんね。

みんなの畑

2006/11/30


これが、みんなで作り上げた畑です。
いろいろな事がありました。
つらいことも、たのしいことも。
それも後わずかです。

稲穂がしっかりとついてきました。この水田は、農薬を一切使わず、合鴨農法を行って栽培しています。肥料はやや不足気味ですが、その割には実入りはよく、後1週間ほどで収穫できる状態です。稲の実りとともに、ここを去るのかと思うと、寂しくなってしまいます。

水田の奥に見える、ヤシの葉っぱで造られた小屋は農具置き場となってます。

その手前に工芸作物がメインの畑を作っています。ウコン、トウガラシ、飼料用トウモロコシなどなど。こちらも比較的順調に生育しており収穫が楽しみとなってます。

今は、一つ一つの作業に思い出を照らし、噛み締めるような日々。
もう一つの故郷が、ここにできたような気がします。

あなたに会えてよかった

2006/11/28


ドン・フーリオ
彼はこの広大な傾斜地全てを所有し、「ポロート」と呼ばれる豆を生産し始めた。まだ栽培を開始したばかりで手探りの状態だそうだ。それでも、このポロートはおじさんの情熱を反映すべく立派に育っている。

今後の農業について問いかけると熱い言葉が返ってきた。

私たちは、まだまだ貧しい生活をしている。でも、今頑張らなければ将来に希望を持つことができない。だから、少しずつでいいからこうやって作物を作っていくんだ。

涙が出そうになった。
ドン・フーリオ、あなたに逢えたことを誇りに思います。
 

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